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  第5回 あなたも温泉・湯治で5・7・5!!(川柳・俳句)

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第5回温泉・湯治で5・7・5(川柳・俳句)入選結果

この度は第5回「温泉・湯治で5・7・5」にご参加いただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。
お陰さまで沢山のご応募をいただき、無事に最終結果を発表することができました。行き届かないところも多々あったと思いますが、今後ともよろしくお願い致します。
また、今後も続けて欲しいというご意見も多いので、時期をみて第6回「温泉・湯治で5・7・5」の募集を予定しておりますので、その折りにはご参加いただければ幸です。(氏名に敬称は略させていただきました)

■大賞


温泉で父に教わるオリオン座  うなどん(埼玉)

■準賞


復興を月に祈った露天風呂  一本木(群馬)


祖母の愚痴初めて聞いた露天風呂 真田 菜摘(岐阜)


■秀逸


湯船から溢れるお湯に覚悟決め  ロン助(埼玉)
露天風呂親子ではいれば冬の月  きょうやん(東京)
爺ちゃんの記憶はいつも新しい  雪うさぎ(福井)
湯治から帰った父の肩を揉む  いーなん(鳥取)
温泉でぼくを改行してきます  睦月呆介 (神奈川)
隣りから出るぞ〜と言う父の声  石田 珠柳(静岡)  
肘折でオレ新しくなったみたい  小星(東京)
雪の中せっせと地球儀を磨く  てじま晩秋(埼玉)
携帯をわざと忘れて旅に出る  ねまき猫(東京)
収穫を終えた親父を待つ柚子湯  中年やまめ(神奈川)


■佳作


新酒飲む父の遺影に会釈して  四季(埼玉)
温泉場父極楽が合言葉  ふくちゃん(東京)
地味だけど妙に落ち着く家の風呂  金無し名無し(東京)
父帰る今宵の雪のあたたかさ  もへじ(千葉)
療法士手のひらひらと冬ぬくし  ほほほのほ(静岡)
抗がん剤効いて仕上げの露天風呂  きぃろっく(兵庫)
父還る快気祝いの湯治旅  たんご人(京都)
振り向けと軽く雪玉投げつける  ふうオレンジ (東京)
祖母、母と背中を流しあったお湯  ゆうちゃん(石川)
極楽がいくつもあった肘折湯  みどり (兵庫)

 

やさしさに泣いて温もる仮設風呂  紫龍(栃木)
肘折の朝市で買ういい笑顔  かつお(静岡)
湯治場に集う湯の友酒の友  柳月(北海道)   
初恋を転がし作る雪だるま  いーなん(鳥取)
正装が浴衣と下駄の温泉郷  ゆたく (東京)    
湯浴みする娘にちょっぴり嫉妬する  あーさまま(大阪)
麻痺の母極楽と呼ぶ施設の湯  はとぐるま(神奈川)
農を締め息子とつかる男風呂 中年やまめ(神奈川)
温泉で人間界の疲れとる  クジラ(神奈川)
湯に浸かり極楽間近の大欠伸  三郎(千葉)

年金で生きております冬木立  登美姫(山口)


のぼせても恋の演歌は上機嫌  当時の勇(福岡)
待ってても露天風呂には妻ひとり  雪うさぎ(福井)
ぎこちない下駄で湯めぐり若夫婦 つぐみ(神奈川)
婆ちゃんから届いたメールは「Ilove湯」  チュン(東京)
義母(はは)と湯治夫の愚痴で盛り上がる  豆助(大阪)
湯に想う肩まで百まで亡父の声  バンバン爺(三重)
骨休め妻の小骨をとる湯治  くろねこ(茨城)
胎内の記憶呼び出すお湯加減  文海胡(茨城)
新薬が出来上がるまで湯治の湯  歌仙草(熊本)

 

湯も人も雪もやさしい肘折は  きょうやん(東京)
しもやけの手で温泉の湯をすくう  ゆさゆさ(兵庫)
ストレスに効く肘折の湯と地酒  登美姫(山口)
見渡せば笑顔あふれるお湯の中  ワタミツ(新潟)
説教も野暮も心地がいい湯治  くろねこ(茨城)
湯の宿に咲くは恋花笑い花  雑木林(北海道)
ばあちゃんが鼻唄披露旅の宿 おーちゃん(長崎)
まだ生きてますよで和む湯治宿  奴だこ(愛知)
新婚の記憶が浴衣でよみがえる  もりもり(岡山)
肘折の朝市仕切る元乙女  ボケ爺さん(山口)

 

冬至には行こう湯治に肘折に  かわちゃん(兵庫)
満タン湯エコのこころがちと痛む 翔のんまな(奈良)
人の世のあれこれ忘れ湯気の中  砂村文次郎(千葉)
贅沢に肘折の湯に入る雪  茶っ茶(静岡)
肘折でリア充感じる露天風呂  PON5(滋賀)
年またぎ寒中暖あり雪湯治  お酢(福島)
子宝湯ジジイばババに引きづられ  微壮年(三重)
「あそぼうよ」降る雪降る雪湯に溶けて 南天(佐賀)
湯上りの火照った頬に雪化粧  きゅぽらの風 (埼玉)
湯の中はなまり飛び交うおもしろさ  大和の雨蛙(奈良)

 

有休で湯治に向かう三十路女子  だー(香川)
温に入りて命延ばせし恋乙女  キリギリス(大阪)
混浴も妻と二人で熟年は  仁(大阪)
長湯して親子で共に夢語る  コバ(三重)
湯治宿ゆっくり進む掛け時計  うずまき君(徳島)
除夜の鐘足掛け二年お湯の中  バンバン爺(三重)
湯治して温もり積もる夫婦愛  速水正仁(大阪)
湯治場で聞く方言に母想う  みこたん(神奈川)
湯煙に東北弁の心地よさ  さぼてん(三重)
頑固にも効く湯みたいと妻が言い  小星(東京)

 

雪国のここだけ春の湯のけむり  中ちょう(愛媛)
朝風呂で父と交わした雪見酒 シゲジイ(神奈川)
孫ったらタオル頭にいい湯でちゅ 泰平楽(神奈川)
お湯ガール雪も照れてるサクラ色 たかさま(兵庫)
ワイルドなこころも溶ける雪見風呂  幸ちゃん(千葉)
温泉でサンタクロースに恩返し  さごじょう(愛知)
初雪で熱い湯埋める露天風呂  真中恋代(神奈川)
五十肩湯治で治す心意気  お茶の水博士(新潟)
銀髪に雪積もらせて野天風呂  よったんぼうや(東京


 

 

 

 

※2013年1月10日締め切り・2月29日発表。投稿者数 218人。投稿句総数 412句。

■作品への思い。

 

■大賞:

○父と温泉に一緒に入った思い出のひとつだろう。父と見上げた星空は壮大で幻想的だったことだろう。父が指さして教えてくれたオリオン座はとても輝いていたことだろう。一生忘れることのできないオリオン座を空を見るたびに思い出す。(柴)

 

 

 

■準賞:

○復興を 月に祈った 露天風呂
大震災の傷跡はまだ残っているのだなと改めて思わされました。(栗)

 

○祖母の愚痴初めて聞いた露天風呂
今は亡き、大正生まれのおばあちゃんが
本当に時々愚痴を言っていたのを思い出します。
我慢して生きてきたんだなと切なくなったものです。(香)

 

 

 

■秀逸:

○湯船から溢れるお湯に覚悟決め
 湯船から溢れるお湯に覚悟という思いを重ねたところがよかったと思う。あふれるお湯がこれからの活力になってゆくのだろう。(柴)

 

○露天風呂親子ではいれば冬の月
親子で入る露天風呂はまた格別であろう。親子それぞれが見上げた冬の月に、それぞれの思いを抱いていることだろう。これからは別々に生きるかも知れない親子の幸せなひとときなのだろう。(柴)


○爺ちゃんの記憶はいつも新しい
齢を重ねると当然記憶力が弱くなる。しかし、おじいちゃんはいつも記憶が新しいという。すごいことである。だが、逆に認知機能がままならず、そういう状態であるならとても切ない作品である。(柴)


○湯治から帰った父の肩を揉む
今までは健康で何事にも動じなかった父もすっかり年をとってしまった。いつまでも若くないなと感じてしまう父を見ると胸が痛くなる。せめて肩を揉むくらいはしてあげたくなった。(柴)


○温泉でぼくを改行してきます
改行は新たな自分をを見つけることだと思う。温泉で自分を見つめ直すのも良い機会である。(柴)


○隣りから出るぞ〜と言う父の声
出るぞ〜と父が声をかける。昔、家族で銭湯や温泉に行ったことがある人なら思い出の一つになっているだろう。そんな懐かしさを感じる作品である。(柴)


○肘折でオレ新しくなったみたい
「オレ新しくなったみたい」とあっけらかんと言われるとほほえましくなってくる。リフレッシュできた作者を想像すると楽しくなってくる。(柴)


○雪の中せっせと地球儀を磨く
「せっせと地球儀を磨く」という表現が言い得て妙である。まさに人間は雪の中せっせと地球儀を磨いているのかもしれない。ユーモアと風刺が効いている。(柴)


○携帯を わざと忘れて 旅に出る
ケータイは時々忘れるようにしています。 世の中から疎外されていると思っていた二十歳ごろが懐かしい。
今は子どもたちから仕事から保育園から夫から、ありがたいことに毎日LOVEコール?の嵐です。(香)

 

○収穫を終えた親父を待つ柚子湯
一生懸命に働いた父を気遣う作者の姿も見えてくるようだ。収穫という一年の区切りに感謝の気持ちをこめたのだろう。 体の芯まであったまる柚子湯の感触が伝わってくる。(柴)


 

■佳作:

○待ってても露天風呂には妻ひとり
そんないけずなここといって、、、でも、妻を愛していることが伝わってきますよ。(香)


○温泉で 人間界の 疲れとる 
私は時々自分は宇宙人なんじゃないかと空想します。
ちょっと離れた立場で地球を見ると、人間界って結構いいなと思います。(香)

 

○新婚の 記憶が浴衣で よみがえる
女性の句だろうか男性の句だろうか、、、それを考えるだけで、わくわくする句。(香)


○湯に想う 肩まで百まで 亡父の声
句の内容もいいけど、”まで”が続いているのが、調子いいね。
〜まで 〜まで というのが、ちょっと口うるさい親父さんを醸し出している。
うちの亡きおじいちゃんも、生前、「じいちゃんはいつも小言を言っていたなと覚えていてくれ」 といったっけ。(香)

 

○骨休め 妻の小骨を とる湯治
うわ、うれしい、小骨が刺さっているのをわかってくれているんだ。
奥さん孝行してくださいね。(香)


○胎内の記憶呼び出すお湯加減
人は胎内に始まり胎内に帰っていく。
死も怖いが温泉の湯のようなところに帰っていくなら・・・(香)


○湯治して温もり積もる夫婦愛
積もる、がいいね。
信頼できる夫、妻になるのには、積み重ねなんだと思ったよ。(香)


○正装が 浴衣と下駄の 温泉郷
そうね、浴衣の温泉街っていまどき稀有。
頑張れ、肘折温泉!(香)

 

○除夜の鐘 足掛け二年 お湯の中
年末年始を温泉地で過ごすことができて素敵ですね。
でもちょっとだけさみしさを感じます。
お子さんはもう巣立たれたのでしょうか?
この句を読んだ人は、人生を愉しむことができているような気がします。(香)

 

○冬至には 行こう湯治に 肘折に
湯治と冬至が掛かっていて上手いと思わせる(栗)

 

○正装が 浴衣と下駄の 温泉郷
やはり温泉に来たらこの格好ですね!温泉場の正装です。(栗)

 

○湯治場に 集う湯の友 酒の友
久々にあう友との弾む会話が目に浮かびます。(栗)

 

○年またぎ 寒中暖あり 雪湯治
冬の湯治場の寒さとお湯の温かさが伝わります。(栗)

 

○湯に浸かり 極楽間近の 大欠伸
人生をがむしゃらに駆けてきた人柄が伝わります。(澤)

 

○孫ったらタオル頭にいい湯でちゅ
かわいいですね。光景が目に浮かびます。(澤)

 

○のぼせても恋の演歌は上機嫌
いくつになっても恋心は忘れてはなりません。(澤)

 

○満タン湯 エコのこころが ちと痛む
エコ社会に贅沢な時間ですね。(澤)

 

○ばあちゃんが 鼻唄披露 旅の宿
湯船の中でココロがほぐれているばあちゃんの顔が目に浮かびます。どんな唄なんでしょうね。(澤)

 

○農を締め 息子とつかる 男風呂
昔ながらの湯治場の風景ですね。跡継ぎ不足の中で一安心の一句です。(澤)

 

○ぎこちない 下駄で湯めぐり 若夫婦
ほんわかした一句。とても好きです。(澤)

 

○婆ちゃんから 届いたメールは 「I Love 湯」
「婆ちゃんが スマホ片手に メール書く」(注)返しの句だそうです。(成)

 

○有休で 湯治に向かう 三十路女子
オヤジギャルって、バブルのころ居ましたけどまた復活ですね。
これはアベノミクスの効果でしょうかね。(成)


○湯治場に 集う湯の友 酒の友
毎年湯治場でしか顔を合わせない方々。一年間無事に農作業を終えた仲間達。お酒もすすみますね。(澤)

 

○お湯ガール雪も照れてるサクラ色
綺麗な一句です。(澤)


 

 

 

 

※選考は、(日本温泉・湯治575委員会)肘折がドッと混む運営スタッフ、並びに肘折温泉の方々、柴崎昭雄によって行われました。選考過程では作者名を伏せ、選句いたしました。


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